碧き春は想い出とともに ~泡沫の鬼神は過ぎ去りし冬の夢を見るのか?~
作者 : 白桜(禿柱 鉄也)先生
https://kakuyomu.jp/works/16817330661773757465
「碧き春は想い出とともに」を一区切りつくところまで読ませていただいたので感想を書こうと思います。
この物語は、なぜか売り飛ばされそうになっていた主人公の鉄也君がミナモさんという女性に助けられ、その後に謎の異能力に目覚め、大切な人達のために戦うようになるというお話です。
全体的にギャグ多めのコメディ調で物語が進み、秘密裏に国を守る裏組織が出てきたり、主人公が奇妙な日常を送っていたりする点は前作と同じです。
しかしこの作品は以前記事を書かせていただいた前作よりも、より熱くキャラクターの覚悟や想いが描かれていると私は感じました。
ギャグが多くてどうしてもそちらに注意が向いてしまうのですが、しっかりと読むとその点が非常に印象的でした。
世界観も独特で、危険な裏社会の日常と高校生としての奇妙な日常、この二つを作品に上手く落とし込んでいて、主人公の非現実的な日常を楽しむことができるのがこの作品の魅力です。
続きがとても気になります。
面白かったので、ぜひ皆様にも読んでいただきたいです。
異能力バトル、バディもの、独特な世界観、奇妙な日常、これらの要素が気になった方はぜひ読んでみてください。